バイデン氏、グランドキャニオン近くの100万エーカーでのウラン採掘を阻止へ

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バイデン政権は、グランドキャニオンを囲む100万エーカーの土地を新たな国定記念物に指定することを検討しており、これにより同地域でのウラン採掘が禁止されることになる。

この動きは、国内で2番目に人気のある国立公園の周辺地域でのウラン採掘に対する保護の強化を求める、地元アメリカ先住民の部族や環境活動家らによる長年のロビー活動の末に実現した。

ホワイトハウスのアブドラ・ハサン報道官は、この指定に関するニュースを最初に報じたワシントン・ポストに対し、記念碑に関しては何も決定が下されていないと語った。

グランドキャニオンとのつながりを称える記念碑の建設を長年求めてきたアメリカ先住民の部族は、国立公園を囲む110万エーカーの公有地をバージ・ヌワブジョ・イタ・ククヴェニ・グランドキャニオン国定記念物に指定して保護するようホワイトハウスに要請した。。

デブ・ハーランド内務長官は5月に部族指導者らを訪問し、保護活動について話し合った。

オバマ政権は2012年にこの地域での新たなウラン採掘を禁止したが、その命令は2032年に期限切れとなるため、採掘活動の再開が水の供給を脅かすことになると支持者の間で懸念が高まっている。

バイデン氏が来週アリゾナ州を訪問する際に発表すると予想される新たな国定記念物の指定により、採掘禁止は恒久的なものとなる。

「世界には保護されるべき場所がいくつかあり、グランドキャニオンもその一つだ」と下院天然資源委員会の民主党幹部であるアリゾナ州下院議員ラウール・グリハルバ氏はCNNに語った。「大統領がそこに傾いていることを願っています。」

この動きは、新しい記念碑エリアの一部となる公有地で家畜を放牧する牛の牧場主とともに、ウラン鉱山業界の怒りを招いている。

しかし、6月の調査では、アリゾナ州有権者の4分の3が、グランドキャニオン周辺の公有地を国定記念物の一部に指定することを支持すると回答した。

この中には民主党員の89％、無党派層の73％、共和党員の65％が含まれていた。

グリハルバ氏はアリゾナ州の二人の上院議員、民主党のマーク・ケリー氏と無所属のキルステン・シネマ氏とともに先月、グランドキャニオンを囲む公有地を国のランドマークに指定する法案を提出した。